侍はタブ表示できる GUI の tail ユーティリティです。
タブ表示で複数のログファイルを一つのウィンドウで監視したり、インクリメンタルサーチしたりと開発時、運用時に重宝します。
Java/Swing で作られているので Mac OSX、Windows、Linux など Java が動作するあらゆるプラットフォームで動作します。
ちょっと変わった機能としては、CSV のグラフ化や、Java のスレッドダンプ、GCログの解析機能などがあります。
・侍2.0.5
今回内部的には大幅にリファクタリングされていますが目立った新機能はなく、パフォーマンス改善やバグフィクスが中心です。
侍2.0.4からの変更点
・検索機能のパフォーマンスを改善
・スレッドダンプ表示の改善
凡例をつけたり、runnable のスレッドを緑色で表示したりと微調整
・スレッドダンプ表示のパフォーマンス改善
内部的に html をファイルに書き出していたのをメモリベースにしました。
これによりスレッドダンプ表示の画面遷移の際に一瞬ひっかかりが生じていたのがなくなりました。
・WebLogic Server 9.x のスレッドダンプ名に対応
[ACTIVE] ExecuteThread: '2' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'
といった長ーいスレッド名を
weblogic.kernel.Default[2]
てな感じに表示します。
・グラフをクリップボードにコピー出来なくなっていたのを修正
リファクタリング過程で失われていたのを修正。
・ログファイルがローテーションしたときにリフレッシュ出来ていなかったのを修正
ファイルサイズが減少すると頭から読み直します。
これも前できてたんだけどリファクタリングでバグが混入してました。
テストケースがイマイチだった模様。
・検索時の「大文字小文字を一致」の動作が逆になっていたのを修正
なんともしょぼいバグ・・・。