侍はタブ表示できる GUI の tail ユーティリティです。
タブ表示で複数のログファイルを一つのウィンドウで監視したり、インクリメンタルサーチしたりと開発時、運用時に重宝します。
Java/Swing で作られているので Mac OSX、Windows、Linux など Java が動作するあらゆるプラットフォームで動作します。
ちょっと変わった機能としては、CSV のグラフ化や、Java のスレッドダンプ、GCログの解析機能などがあります。
・侍2.1
侍2.0.6からの変更点
主にスレッドダンプ解析結果の表示が見やすくなっています。
・デッドロック検出機能の追加
デッドロックしているスレッドにドクロマークがつきます。
スレッドダンプ中にデッドロックしている旨が表示されない IBM の Javacore でもこの機能は働きます。
・スレッドダンプペインの見やすさを向上
アイドル状態のスレッドの折りたたみを3行目以降にして、上位のスタックをちょっとだけ見えるように。
・スレッドダンプ解析結果のクリア機能を追加
プロセスを起動しなおさなくても1からスレッドダンプを解析始められます。
・ロック依存関係にアンカー、ハイパーリンクを追加
例えば – waiting to lock ******* といったスタックに貼られているリンクをクリックするとそのオブジェクトをロックしているスタックへジャンプします。
ロックの依存関係を追跡するのが大変楽になります。
・IBM Javacore でロック関係をスタックトレースに表示
IBM の Javacore ではスタックトレース中にどのオブジェクトをロックしているか表示されません。
侍2.1を使うと、Sun JVM と同様に – trying to get lock #### / – locked #### といった形でスタックトレースにロック取得状況が表示されます。
起動はこちらから ->
(要JDK1.4以降 & Java Web Start)