Java Web Start とは Web ページ上のリンクをクリックするだけで Java アプリケーションのダウンロード、インストール、起動を行ってくれる便利な仕組みです。
Java SE の高機能化、高速化に伴い現在では Java アプリケーションはネイティブのアプリケーションと遜色ないルック&フィールとパフォーマンスを獲得しています。
アプリケーションの自動更新にデフォルトで対応している分、ある意味通常のデスクトップアプリケーションよりも強力と言えるかもしれません。
以前の Windows の Java Web Start の実装ではアプリケーションの2回目の起動時にショートカットを作成するかどうか尋ねて来ましたが、最近のバージョンではデフォルトで無効になっているようです。
今回は毎回 Web ページをクリックしなくても済むように、デスクトップにショートカットを作成する方法を説明します。
まず、JRE のインストールディレクトリ¥bin¥ 以下の javaws.exe を探して起動します。多くの環境では C:\Program Files\Java\jre1.5.0\bin あたりになります。
JRE_HOME/bin/javaws.exe
すると Java アプリケーション キャッシュ ビューア というウインドウが開きます。
Java アプリケーション キャッシュ ビューア
ショートカットを作成したいアプリケーションを選択し、[アプリケーション>ショートカットをインストール]を選びます。
以上でデスクトップにショートカットが作成されます。
もちろんショートカットをスタートアップに登録したり、クイックランチャに登録したりもできます。
今後新しい Java Web Start アプリケーションを起動した時、同じ操作をしなくても済むよう、 Java アプリケーション キャッシュ ビューアの[編集->設定->詳細タブ->ショートカットの作成]より[ユーザに尋ねる]に設定しておくと便利です。
すると、以降 Java Web Start アプリケーション起動時に以下のようなダイアログが表示されてショートカットを作成するか尋ねてくれます。
Mac OS X ではショートカットではなくアプリケーションが作成されます。
アプリケーションといっても実質は Java Web Start がキャッシュしている jnlp を参照する仕組みですので、Java Web Start の大きな強みである自動更新も有効です。
アプリケーションを作成するかどうかはデフォルトで尋ねるようになっていますが、手動で設定したい場合は[アプリケーション>ユーティリティ>Java>Java Web Start.app]を起動して[Java Web Start>環境設定>デスクトップアプリケーションオプション]より設定します。