雑多

VMWare Player で仮想環境 – その2 QEMU で VMWare Player のディスクを作成する

1.VMWare Player に OS を新規インストール
2. QEMU で VMWare Player のディスクを作成する

Browser Appliance をベースにして CentOS をインストールしましたが、仮想ディスクサイズが 10GB しかないのであっという間にディスクが足りなくなってしまいました。

しかし、VMWare Player は Player であって、仮想ディスクを作成する機能はありません。
QEMU というエミュレータ環境をつかうと仮想ディスクを作成できると聞いてやってみました。

やりかたは簡単。QEMUをダウンロードして、qemu-img.exe というユーティリティを使うだけ。
具体的には
> qemu-img.exe create -f vmdk 仮想ディスクファイル名.vmdk 仮想ディスク容量
といった感じ。

>qemu-img.exe create -f vmdk centos.vmdk 30G
Formating 'centos.vmdk', fmt=vmdk, size=31457280 kB
C:>dir *.vmdk
ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
ボリューム シリアル番号は 5019-C42E です

C: のディレクトリ

2006/12/13 11:45 3,997,696 centos.vmdk
1 個のファイル 3,997,696 バイト
0 個のディレクトリ 60,680,519,680 バイトの空き領域

オプションの -f vmdk というのが肝心で、このオプションをつけないといきなり指定したサイズのファイルができてしまいます。
実際に使い切るかどうか分からない仮想環境にまるまるディスクを消費してしまうのはもったいないですね。
ただ、拡張可能な仮想ディスクは断片化しやすそうなので実ハードディスクに余裕があって、パフォーマンスを重視する場合はオプションを外しても良いかもしれません。

ディスクが作成できたら、あとは今まで使っていたイメージと差し替えれば普通に好きな OS をインストールできます。