ちょっと話題の本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。
可愛い女子高生の絵で引き寄せておきながら、中身はバリバリのビジネス本・・なのかと思っていましたが意外や意外、ストーリー性、そして登場人物のキャラクター性に富んだ内容でした。
多くの経営者の教科書となっているかの有名なピーター・ドラッカーの本「マネジメント」(と言っても最近まで私は知りませんでした・・)を参考に女子マネージャが野球部の改革に乗り出したら・・という青春ストーリーです。
「マネジメント」の主要箇所を織り込んでテンポ良く進む話は読み物としても面白く、一気に読めてしまいました。
「マネジメント」のノウハウを野球部で実践したところ部員のやる気を引き出すことに成功し、グイグイと実力も伸びていってついには甲子園出場も現実味を帯びてくる・・・、というあまりにも出来すぎた話なのですが、それはまぁ小説ということで。最後はホロリと来ます。
「企業とは・組織とはこうあるべき」的なトピックがたくさん出てくるのですが、本書では説明的になりすぎないためか、「なぜそうあるべきなのか」が書かれていません。
というわけでドラッカーの入門書としては良いのですが、原典を読んでみたいと思わされたのは作者の思うつぼなのではないでしょうか!?
これまで私は部下をもったことはなく、4社で延べ8人の上司のもとで仕事をしてきました。もちろんいろいろなタイプの上司がいたわけですが、本書を読みながら「あのときはこう言われて嬉しかったな」「確かにこういわれてやる気が出たなー」などと振り返るきっかけになりました。今後は一経営者として活かせたら、と思います。
また大学では部活で一応主将を務めていたのですが、この本を読んでいたらやり方が違ったかも?とも思いました。その時その時でベストと思える判断をしてきたつもりなので決して自分のやり方が間違っていたと後悔するわけではありませんが・・・。
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