Java

Jenkins User Conferenceに参加しました #JenkinsConf

JavaOne0日目はJenkins User Conferenceの日でもありました。
JavaOneのレジストレーションをして時間をもてあましているエンジニアが大量に押し寄せました!
Jenkins / Hudson ユーザーが一介に集まるイベントとしては過去最大級ではないでしょうか?

セッションはトラックば二つあり、思い思い好きな方を聴講し場合によっては質疑応答するスタイル。CloudBeesとして今後Jenkinsに投資していくという姿勢が感じられ、またAritifactory / Sonatype どっちがいいんだろね?とかざっくばらんとした議論をしたりと有意義できた。
願わくばもっとコミュニケーション力が欲しいところ。これは英語が出来る、出来ないという問題ではなくそもそも人に話しかける能力が低く人見知りなのが原因でしょう。例年気をつけて少しずつ改善している・・・気がしますが、まだまだ。

いかに主立ったセッションのレポートを。

・Addressing Key Challenges with Viral Adoption of Jenkins in the Enterprise
by CloudBees: Sacha Labourey
CloudBeesは元Red Hatの人が多く、Sacha Laboureyもその一つ。クラウドプラットフォームでCIをする環境を用意するビジネスを展開していきます。
そこで Nector というエンタープライズ向けのCIソリューションの紹介をしていました。
CloudBees: Cloud Platform as a Service for Java Web Apps, Supported Jenkins/Hudson and Jenkins/Hudson in the Cloud

これはテスト(結果)の自動バックアップやオートスケーリングなどを備えたソリューションです。値段や、素のJenkinsと比べてどれくらい違うのかはわかりませんが、Jenkinsはソフトウェア開発プロセスにおいていよいよクリティカルなキラーアプリケーションになってきているので潜在マーケットは大きそうです。

・How Liferay is Improving Quality Using Hundreds of Jenkins Servers
by Lifray: James Min
最近人気のある中国製のポータル製品、Liferay がいかにして何百ものJenkins Serverを管理しているかという話。
まず会社の基本情報として、
– 従業員250人
– 世界で一番人気のあるポータル製品
– CIサーバは最初クラスタかされていなかった
– 現在はプライベートクラウドで運用
– 250の物理マシン
– Jenkins1.4 クラスタ
– Selenium Grid
– 10,000テストケース
という会社の状況/運用状況だそうです。

またCIサーバーは
– 2011年末までに500サーバー
– 2012年中に1000サーバー
– 2000台まで収容可能なスペースを確保している
そうです。さすが中国!スケールが違います。

これだけのCIサーバーを管理しているだけあってモニタリングはしっかりやっており、リソースの利用率はだいたい5〜9割ほどなのだとか。
使用率が高いため「必要な時だけ借りる」スタイルのAmazon EC2などは合わず、概算したところ自前で管理するほうが10〜12分の1で済むということです。

・Twitter4J, Jenkins and Regression
by 山本裕介
Twitter4Jの開発サイクルでJenkinsをどのように使っているか、またJenkinsを利用しておきながらもリグレッションを発生してしまった経緯と反省、再発防止策についての説明。
第二回Jenkins勉強会で話した内容の焼き直しです。今回は15分とやや尺が長かったので書き足して臨みました。

途中雰囲気が凍ることもなく与えられた時間15分ほぼぴったりでしゃべり終わりました。良い経験だったかな?


@ kohsukekawa と談笑中。二人とも顔濃いよ! photo by @nobean


慣れない英語スピーチで脇の下に汗をかいているところ photo by @nobean