未分類

日本OSS奨励賞の受賞が決まりました – 受賞者 Twitterアカウント一覧 #ossaward

日本OSS奨励賞という賞をこの度受賞することになりました。「自分が困っていることは他の人も困っているだろう」という思いから侍や虚無僧、Twitter4Jといったソフトウェアをオープンソースライセンスで公開してきました。
侍はJavaの火消し屋さんに、虚無僧はJavaアプリを運用・監視する方に、Twitter4JはTwitterと連携する多くの企業、サービス、アプリケーションで利用していただいていますが、改めて認めていただいたということでうれしいです。
「第7回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」受賞者を選定 | 日本OSS推進フォーラム

たぶん授賞式でなにか喋ることになるので、このエントリでは受賞者のTwitterアカウント一覧を作ってみました。

日本OSS貢献者賞 受賞者
・川口 耕介
CI(Continuous Integration)ツールであるJenkins(当時の名称はHudson)の開発を行う。アジャイル開発の重要なツールとして注目を集めており、長年に渡り開発や普及啓蒙活動を継続してきた功績は計り知れない。

・平松 雅巳
Linuxシステムの障害解析機構・トレーサのLKST、SystemTap、Ftraceや性能プロファイラPerfの開発に一貫して取り組んでおり、Linuxの品質向上に貢献している。世界中のLinuxカーネル開発者が集うLinuxConでトレーサ分野のミニサミットをコーディネートするなど、開発コミュニティをリードする重要な役割を果たしている。

・法林 浩之
日本UNIXユーザ会幹事としてOSS関連イベントの開催を継続的に続けることで、OSSの啓蒙に大きな役割を果たしている。イベント司会を通じて、公開の場で喋ることに不慣れなエンジニアの発表を巧妙なトークで盛り上げている。トークイベント TechLION を立ち上げるなど新たな試みにも挑戦している。

・森 啓介
HAクラスタソフトHeartbeat/Pacemakerの開発において、ステアリングコミティメンバー、パッチメンテナなどの役割を担い、安定したプロダクトリリースに貢献している。日本特有の要求に対する理解のための交渉とパッチ投稿をグローバルな開発コミュニティに行い、アップストリームに採用されるなど、地道な活動を積み重ねている。

■日本OSS奨励賞 受賞者
・井上 敬浩
MongoDBのユーザーグループ Mongo Tokyoを結成し定期的に勉強会を開催することで、日本でのMongoDBの普及に大きく貢献した。他にもHadoop、GraphDBなどのデータ解析にフォーカスした勉強会を数多く企画・運営している。

・木下 靖文 (Twitterはされていないそうです)
MySQLのストレージエンジンのInnoDBの性能改善に取り組み、エンタープライズ市場で必要な重要な機能の性能を改善・確保している。開発の傍ら、ブログで非常に詳細に技術解説をおこなっており、知の蓄積に大いに貢献している。

・福森 匠大
2011年最年少Rubyコミッターとして活動。震災復興プロジェクトSinsai.infoでは重要な開発メンバーとして情報収集機能を新規開発した。グローバルに開発成果を発表しており、3つ以上のホストしているプロジェクトと3つの主要な貢献プロジェクトがある。15歳の少年であるが高いスキルを有しており、有益なプロダクトを発表している。

・矢倉 大夢
中学3年生ながら、セキュリティ&プログラミングキャンプ等を通じてLinuxカーネルの内部構造と開発方法を理解し、グローバルな開発コミュニティに機能向上を提案し、採択されるに至る。自らチャレンジを重ね、カーネル開発者視点での成果発表や、未踏ユースでのOSSプロジェクト推進など若年層開発者の模範となる活動を行っている。

・山本 裕介
Java向けのTwitter APIアクセスライブラリであるTwitter4Jを開発しており、世界的にデスクトップ・サーバ・モバイルなど多方面で利用されている。メーリングリストやTwitterで初心者からの質問にも丁寧に答えたり、Twitter APIに関する勉強会を開催したりするなど開発者の裾野を広げている。

関連記事:
日本OSS貢献者賞に法林浩之氏ら、奨励賞に中学生開発者やRubyの会、sinsai.infoなど – ニュース:ITpro
ニュースリリース:「第7回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」受賞者が決定|gihyo.jp … 技術評論社