雑多

セカンドライフの仕組み

なんだか最近オンラインメディアを賑わしているセカンドライフ。
試してみて色々と疑問だった点が明らかになりました。

・物品販売の仕組み
Second Life の世界の中では誰でも好き勝手にモノを作ったり、テクスチャを張ったり、コピーしたりできるらしいと聞いていました。
簡単にコピーできたら商売はなりたたないけれども、どういう仕組みになっているんでしょうか?
答えは簡単で、モノを作った人はそのモノに値段を付けたり、他人にコピー不可、編集不可といった属性を設定することができる仕組みになっています。
カッコイイ形状や素敵なテクスチャを貼り付けてオリジナリティ溢れるモノを作って置いておけば気に入った人が買っていってくれるかもしれないということです。
モノは、服や乗り物、武器など様々あって値段は一般的なもので L$0 〜 L$500 くらい。
モノにはLinden Scripting Languageというスクリプトを埋め込むことが出来ます。
くるくる回る看板、本当にお金を掛けられるスロットマシン、乗り物など色んな応用が出来て楽しそうです。

・土地の相場
[N]「セカンドライフ」で土地を購入というエントリで、「512平米、維持費無しをL$500で購入」とのことでした。
そんな相場なら迷いなく買って遊べるなーとテキトウに探したらいっぱいありました。さすがにバーチャルだから土地は格安ですね!
で、エイヤ、っと購入してよくよーく説明書きを読んでみると違いました。
どうやらレンタルの土地で、月額使用料が発生する場所でした。
セカンドライフのシステム自体には土地をレンタルする仕組みは備わっていないので、「土地の購入」という手続きを「用地利用権の予約」機能代わりに使っているようです。
レンタル中は毎月使用料を支払うわけですが、自動引き落としのような仕組みはないので、直接オーナーにセカンドライフ内で送金するか、看板型の振り込み用オブジェクトをクリックして支払うようになっています。
どうやら[N]でも勘違いしておられたようで、記事が後日訂正されてました。あらら。
まぁ、島のオーナーも Linden Lab に上納金を支払っているので当たり前と言えば当たり前ですね。
レンタルフィーの一例はこんなもんです:
512 Sqm – L$750 Weekly / L$2,900 Monthly
1024 Sqm – L$1,250 Weekly / $L4,800 Monthly
2048 Sqm – L$2,400 Weekly / $L9,500 Monthly
4096 Sqm – L$3,250 Weekly / $L12,500 Monthly

現実の土地よりはもちろんよっぽど安いですが、安易にポコポコ借りちゃって良い値段ではありませんね。

マイホームはセカンドライフでも夢?

・ゲームのルール ≠世界のルール
土地の取引でもそうですが、セカンドライフというプログラム自体の制約は非常に緩いです。
空を自由に飛んだり、モノを勝手に作ったり、お金をやりとりしたり。
通常のゲームであれば、ゲーム内で出来ること=やって良いこと、なのですがどうもセカンドライフは違うようです。
例えば、レンタルの土地を手続き上は「購入」して、レンタルフィーを支払わないこともできます。
巨大なオブジェクトを作成して放置したり、身につけて町を闊歩したりということもできます。
ただ、土地毎にルールがあって、それを守らない人は場合によっては出入り禁止にされる可能性があります。
ゲーム自体に「ban」(ブラックリスト)という仕組みがあるからです。
なので、中で生活するときは「出来ること」よりもやや制限された範囲内で行動をすることになります。

ハメを外しすぎずにある程度ルールを守っていく緊張感、これが逆にリアルさを演出しているのかもしれません。

ここらへん最初わかっておらず、サンドイッチマンの看板、「何それ?」と聞かれたので「あ、よければもってってー」と道路に置いたら管理人に怒られてしまいました。
善意で開放されている場所なので、その土地のルールはしっかり守らないといけません。
サンドイッチマン自体禁止されている区域もあるみたいです。

・面白いの?
まぁ、仮想世界を歩き回っているだけである程度は楽しいです。
でもやっぱりリアルな知り合いがいないとイマイチかな?
やっている方、是非声かけてください。
-> セカンドライフ