先日紹介した「よくわかるAmazon EC2/S3入門」が発売されました。
クラウドコンピューティングの環境として今有名なものを上から2つあげるとするならば Google App Engine と Amazon EC2 になると思います。
App Engine は仮想サーバというよりもより上流のプラットフォーム、アプリケーションサーバのレイヤーまで用意されていおりアプリケーションさえ用意すれば簡単にデプロイ、運用ができ勝手にスケールアウトしてくれるというのが利点です。ただしプロプライエタリな API を利用するため作成したアプリは Google App Engine にベンダロックインしてしまうという特性があります。
一方 Amazon EC2 はまさに仮想サーバでデータベース(※)やアプリケーションサーバまで自分で用意して運用する必要があります。
※ MySQL を用意してくれるオプションはあります
なので EC2 の方は運用に若干手間がかりますが自由度は高くなります。クラウドにデプロイしていたアプリケーションをやっぱり自社内のサーバに移行、ということも比較的簡単にできます。最近は「プライベートクラウド」なんて冗談みたいな言葉も出てきていますね。
XEN や KVM で仮想化技術は以前よりも一層身近になっていますのであながち冗談とも言えませんが。
さて、まとまりのないエントリになってしまいましたが Amazon EC2 はクラウドを語る上で欠かせないサービス/技術です。来週は「よくわかるAmazon EC2/S3入門」でクラウドを勉強しませんか?
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