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「だから日本はだめだ」と言ったところで何も良くはならない

「こういう仕組み(マナ−、習慣、法律)はおかしい。海外ではありえないよ。こんなだから日本はだめだ」といった旨の主張を良く聞きます。しかも批判だけで終わってしまうことが多い。

もちろん的を射ていて今すぐ変わった方が、変えた方が良いと同意できる話も時にはあるものの、ほとんどの場合思うのが
・そもそもそれって日本だけの話?
・何かにつけて日本はだめだだめだと卑下して何になるの?
・それだけで「だから日本はだめだ」と日本の存在意義を全てなくしてしまうもの?
といったこと。

一歩進んで「こうすれば良いのでは?」と改善案を伴って批判することもあります。いくらか建設的。
その際に同時に考えたいのはその形に移行出来ない/していない政治的・文化的背景、しがらみ、それに伴うデメリットが何なのかということ。

また別に変わって欲しいなんて期待していない、日本が変わることはないだろう、または変えるつもりはない、総じて日本はだめだと思うならより優れていると思う国に移住してしまえば良いと思います。

でも多くの人が移住せずに日本にいるのは恐らく日本の良いところをいっぱい知っているから。日本に期待しているから。日本が好きだから。
その期待に反するからこそ残念な点が目に付くのではないかと。

であれば日本をさげすむのではなく、
「こういう点は**の仕組み(マナ−、習慣、法律)の方が好きだなー。」
と他国の優れている点を持ち上げるとか、
「日本もああなったらいいのにどうして今はこうなっているんだろう?」
と考えた方が楽しいし、日本のためにも世界のためにもなるはず。
少なくとも私は日本が好きだし、良いところがたくさんあるなーと実感しています。

でも建設的な姿勢・ポジティブな姿勢を見せない人は大変多い。そんなだから日本はだめだ

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