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Akka 2.2-M1リリース – Nettyに変わって spray.io を採用

AkkaはScalaで書かれた並列処理やイベントドリブンアプリケーションなどを簡単に書けるライブラリ/フレームワークです。Scalaをサポートしている企業Typesafeが提供しています。
先ほどAkkaの次のバージョンとなる2.2のマイルストーンリリース、Akka 2.2-M1がリリースされました。
Akka 2.2-M1 Released

Akka 2.2では多くのコンポーネントが書き直されており、その中でも目を見張るのがIOレイヤーに長く採用されていたNettyに変わってspray.ioが採用されたことです。
これに伴いakka.actor.IOは非推奨になり、新しくakka.ioパッケージを使うことになるそうです。
Akka 2.1.x から 2.2.xへの移行ガイド(英語)

ちなみにNIOを使ったハイパフォーマンスなIOフレームワークとして多くのミドルウェアに採用されているNettyはGoogle Codeで生まれ、JBossのサブプロジェクトとして移管した後、今では独立したプロジェクトになっています。
その間プロジェクトリードのTrustin Lee(@trustin)は2011年10月にRedHatからTwitterへ移籍し、今はNettyに加えてKestrelの開発にも携わっています。プロジェクトもデベロッパもあちこちで引っ張りだこですね。

またNettyプロジェクトはIntelliJ IDEAを標準的に使っていることでも有名。

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