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Parallels Desktop for Mac Update Beta2 (Build 3094) レビュー

年末なっても Parallels の勢いは止まりません。
Parallels Desktop for Mac Update Beta2 (Build 3094)

新機能は以下の通り。
– USB 2.0 support
大抵の USB 2.0 デバイスが使えるそうです。
残念ながらWebカメラとかマイクといった、”isochronous devices” はまだだめだそうで。
– Full-feature virtual CD/DVD drive
Windows から直接 CD/DVD を焼いたり、見たりできる。
– Improved Coherence mode
Windows アプリケーションをDock に配置して、Dock アイコンのクリックで起動可能。
Cmd+タブ で、Macアプリと一緒にWindows アプリも切り換えられる。
コマンドプロンプトが見える。
#以前のビルドではコマンドプロンプトをウィンドウとして認識できないのか、Coherenceモードではうまく表示できませんでした

大人気のためかエラー発生しまくりでなかなかダウンロードできませんでした。
12時間ほどたってようやくダウンロード成功。
新しい Coherence モードはこんな↓感じ

WindowsとMac混在のアプリケーションスイッチャ

Alt+Tabじゃなくて、MacネイティブのCmd+TabでWindowsのアプリケーションとMacのアプリケーションをシームレスに切り換えられます。

仕組みは Virtual PC がやっていたのと同じです。
アプリケーションを起動する度にMac 上のアプリケーションとして認識させるためのスタブが OS の仮想イメージが配置されている場所に生成されます。

Mac 側のスタブアプリケーション

もちろんDockアイコンを右クリックして「Dockに保存」とすれば次回 Dock からアプリケーションを起動させることもできます。
面白いことに Parallels が起動していなくてもこのアプリケーションを起動すると Parallels 起動 -> Windows 内でアプリケーション起動、までやってくれます。
また、このアプリケーションアイコンはウインドウが存在する場合だけ表示するようです。CPU使用率とか確認するために、普段タスクマネージャは起動しっぱなしで「最小化時に隠す」設定をしているんですが、ウィンドウが出ているときだけ Dock に表示されるので直感的です。

Windows アプリケーション自体は今までと同じように Mac 的には一枚のウィンドウに描画されているため、Exposéでは Windows 全体を丸々選択することしかできません。

Exposé で Windows 全体を選択している様子

新しい Coherence モードで、ようやく「VirtualPC ではできたのに」的なはがゆさがなくなり、機能の上で完全に超えたと言えるのではないでしょうか。
あとは DirectX 対応と内蔵iSight対応が望まれるところです。