ペンギン見物ツアーに参加してバスに揺られること3時間ほど。
ビクトリア州のフィリップ島に着きました。
Google Maps – フィリップ島
フィリップ島には野生のペンギンが住み着いています。
17種類もあるペンギンのうち、一番小さいフェアリーペンギンと呼ばれる種類だそうです。
ペンギンと聞くと氷の上に住んでいてみんなで押しくらまんじゅうをしているイメージがありますが、普通の陸地にも住んでいるんですね。
ペンギンを商売の中心に据えている会社に勤めているのに、恥ずかしながら全然知りませんでした。
で、ここフィリップ島ではペンギンパレードと呼ばれるものが見られます。
その名の通り、ペンギンが列をなして歩いていくというもの。
ペンギンは弱い動物なので、捕食者に見つからないように夜明け前に漁に出かけて、日没後に帰ってくるそうです。
今回のツアーでは夜の部、海から帰ってくるところの見物をしました。
昨日は17:41に最初の一羽があらわれたよ、とか計354羽のペンギンが見られたよ、今日は何匹見られるだろうね!?とガイドの人が盛り上げてくれます。
17:20位から寒い冬の海辺で待つこと20分くらい。
最初の一羽が現れました!
海からとつぜんヒョコッとペンギン君(ちゃん?)が現れました。
しかし、臆病なのですぐには歩き出しません。
じっくり様子をうかがって安全を確認してから群れをなして歩きだすそうです。
でも最初の一羽は一人でトコトコ巣に歩いていってしまいました。
二羽目移行は教わったとおり、10〜15羽くらいの群れが列をなしてトコトコ歩いていきます。
カワイイ!!
これ、日本でも見られたら旭山動物園もギャフンですね。
冬空の下、寒いのに1時間くらい魅入ってしまいました。
野生のペンギンなので、驚かせないようにと残念ながら写真撮影は禁止です。
「まぁ、フラッシュが問題なわけで、フラッシュさえ焚かなければ大丈夫・・・なんんだけどね」とガイドの人。
とはいっても日没後。コッソリ1回2回シャッターを押しましたが真っ黒でした。
ビジターセンターにはペンギンの生態を勉強できる簡単な博物館もあって、ペンギンの巣がのぞけるようになっています。
ペンギンの巣の中の様子。ガラス張りだけど本物のペンギンがくつろいでます。
フィリップ島は国立公園で、自然保護のレンジャーがいます。
ネコとかキツネとかからペンギンを守っているそうで。
ネコとかキツネに食べられちゃうのも自然といえば自然ですが。やっぱり人間は自分がかわいいと思うものを守りたいわけですね。
ちなみに、ペンギンはおいしくないそうで、キツネとかは殺しちゃうのに食べないことが多いそうです。
確かにそれなら守ってあげてもいいかも。
ペンギンパレード、堪能しました。
メルボルンに来たなら参加すべきです!